見た目と仕事、見た目と恋愛

会社とは別の、至って個人的な仕事の一つに「印象コンサルティング」をしています。

なんでしているかっていうと、特に女性のクライアントさんで「人にナメられる(上からを言われる感じがある」「太っていないのに太って見られる」とても素敵な女性なのに「欲しいのになかなか彼氏が出来ない」なんていう話を聞くことも多かったから。

もちろん、人間性や思考とかっていう内面性での課題もあるのですが、見た目っていうポイントもあったということを気づいたからです。

人は見た目じゃない、なんてことは絶対に無く、ビジネスシーンに於いても恋愛の場面に於いても、人はやっぱり見た目の第一印象で少なからず相手の判断を下しています。視覚の影響はとても強いのですから。

顔とか体型の好みとかはさておき、パッと見た時に「なんか変だな」という違和感を感じる場合は、おそらくスタイルがその人に合っていないのです。

服装やメイク、髪型には間違いなくその人の内面性が現れるし、ここにも刷り込まれた価値観が発揮されています。

女性は可愛いものだ、と育てられた人は可愛く見えるスタイルをするし、なめられたく無い人はヘビーな格好をしたりします。

スタイルは潜在的な自己評価が現れている一面なのです。

私自身も、自分の顔立ちに対してのコンプレックスがあったので、時々、なるべく優しげな雰囲気を出したい、とか可愛げのある感じを出したい、と思ってしていたスタイルは、今写真を見ると「ヤバい」「イタい」感じに仕上がっています。問題不出写真です。

そもそも、服装や髪型やメイクって何が一番自分に似合うのか、実は分かっている人って少ないのではないかと思います。

で、ある時、ビジネスの勉強会で「スタイルは顔立ちで決めると一番ピッタリくる」ということを提唱している協会の会長さんと出会って、レクチャーを受けたんですね。

サラッと紹介すると人の顔は大きく4つに分類されると。縦軸には顔の大人具合(大人っぽく見える、若く見える)、横軸は顔の柔らかさ具合(ふんわりなのかキリっとなのか)。その四分割された分布表のどこに位置するかで似合うスタイルが全く違ってくる。そして、人は似合っていないと本能的に「違和感」を感じている。相手にも自分にも「違和感」を与えている、とういうことなわけです。

人は脳内補完っていう機能があるので、その違和感の正体を、理由を無意識に探し出して、「あぁ、この人は可愛く見せたいんだな」「この人は大人びて見せたいんだな」「そっか、成金だからお金持ち感を出したいんだな」みたいな感じで心の奥底で納得しているのです。

本当に可愛いならば、このような理由づけを脳内では探しません。純粋に、可愛いね、となりますから。

第一印象だけでビジネスが進むわけではありませんが、どうせなら最初から違和感なんて与える必要はないし、見た目だけでなんとなくナメられキャラとかにならない方が、より良いでしょ?あと、ママ友とかでその辺で変なイジメにあったりしちゃったら悲しすぎる。

そんなわけで見た目に関しても潜在的な印象のコントロールができるお手伝いをしたいと思って印象コンサルもやっています。

ちなみに、先日スタイルを診断した女性。とても顔立ちは美しくて話をしてもとても素敵な女性なのに、彼氏がなかなか出来ないと言っていましたが、この方は顔立ちは四等分の左上に位置するのに、しているスタイルは右下のタイプのもの。

この場合、どんな違和感が起きているのかを明確に言語化してお伝えして、どんな方向性のスタイルが良いのかをかなり細かくお伝えしました。

数ヶ月後、友人の集まりで出会った男性に「第一印象がとても良かった」と告白され素敵な恋愛をされているとの報告がありました。

縁を活かすためにも内側だけでなく外側もね。

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  1. 違和感ではないことを疑う

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