モティベーションって必要かな?

モティベーションなんて要らない、という方もいます。

モティベーションで動くから上がり下がりに左右されるんだ、というご意見。

確かに、一理あります。

でも、モティベーションって「モーティブ」「アクション」が合体した言葉。60年ほど前に作られた造語。

今でこそ、「動機付け」「やる気」という意味で使われているのですが、本来の意味は違うんですよ。

まずそれぞれの言葉の意味だけど「モーティブ=motiv」が「動機、目的、真意」で、「アクション=action」は誰もがわかる英語で「行動」です。

これらの意味を合わせて、本来のモティベーションというのは「目的や動機に支えられた行動を起こすこと」となって、言い換えれば「自分の目標に向かって日々行動すること」となるわけです。

多くの人が言ってる「モティベーションが上がらない」は本当は「テンションが上がらない」ってことなんです。あるいは「パッションが上がらない」でも良いのですが、要するに感情的な要素が自分の行動を止めている、という嘆きです。

やる気が起きたらやるし、起きなかったらやらない、という時に「モティベーションが上がらない」というのは本当は正しい使い方ではないのです。

そもそもやる気が起きないっていうのは、たいていの場合自分がどこに向かいたいのかが明確じゃない、自分が何をすべきかがはっきりしていない、自分の欲望がよくわからない、からです。

行動するための強い動機がないからやるべきことに向き合えないのです。

人はそもそも生きようとする本能があるので、お腹が空いたらどんなに面倒臭いと思っても、カップラーメンに湯を入れたり、コンビニに買い物に行ったりという行動は必ず起こします。空腹を満たしたいという欲求、エネルギーを補充して生き続けたい、という欲求に突き動かされるからです。

お金が欲しいけど、あれは出来ない、これはやりたくない、時間がない、などと行って行動を起こさない人っていうのは結局はお金が欲しいわけじゃ無いのです。

お金を手に入れてこんな人生を送りたい、という強烈な欲求がない場合、人がやらないようなこと(成功している人は人が嫌がること、常識を超えていること、人に非難されそうなこと)には手は出せません。

世の中の成功者の多くはセールスマンとして成功した経験があり、今もセールスを続けている(経営者も会社を売っているセールスマンですから)のはセールスの仕事は一般的に嫌われているからです。セールスマンは多くの場合フルコミッションです。やればやっただけ報酬が上がるのですから、どれだけ行動を起こせるか、どれだけの時間、売ることを考えているのかが勝負です。

それほどのアクション=行動を起こすからセールスマンとしての成功を経験できるわけです。

もし、あなたの子供が、あなたの社員が、あなた自身がやる気が起きない状態だとしたら、それはその人本人が熱烈に望む目標があやふやになっているからです。親から与えられたり、上司や会社が無理矢理に決めたものでは行動を起こすことは難しいものです。

 

やる気と動機は1セット。

一度、動機・目的・目標を見直すことをお勧めします。

 

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